春まち展 2024年2月17日(土)〜2日27日(火)於弊店 ※21日(水)は定休日です。

弊店恒例の春の展示会です。心ときめく素敵な品が多数入荷致しております。御来店お待ち申し上げております。


[着物]刺繡付下 匹田七宝 [帯]刺繡塩瀬名古屋帯 蝶
華やかな刺繡の付下です。京都らしい図案と配色が素晴らしく、上方文化の華やかさに憧憬して、塩瀬の刺繡名古屋帯を合わせてはんなりとしたコーディネートにしてみましたが、もちろん、織帯を合わせて、お茶会や結婚式などの礼装にもおすすめです。


[帯]袋帯ペルシア更紗(洛風林)[着物]染着 尺四季花文散し(工芸キモノ野口)
水玉の中に桜、楓、梅、菊など、四季の花が入った「路考茶」の絶妙な地色が心憎いおしゃれな小紋に、こちらも一目で気に入り仕入れた洛風林のペルシア更紗文の袋帯を合わせました。


草履[台]ウルトラスエード真綿入 [花緒]帆布

春まち展 2022年2月10日(木)〜2日22日(火)於弊店 ※16日(水)は定休日です。

弊店恒例の春の展示会、本年も開催いたします。御来店お待ち申し上げております。

[帯]縞熨斗目 織名古屋帯(美術工芸 啓)[着物]紬地絞り 付下げ


[帯]縮緬紬地 御所解 名古屋帯 [着物]椿 小紋(工芸キモノ野口)


桜御所解 付下小紋(多ち花)


本革 綿入り草履(帆布花緒)

更紗のきもの展 2021年11月20日(土)〜11日30日(火)

二千年以上の歴史をもつといわれるインド更紗は、16世紀後半に、トルコやアルメニアの商人たちによってフランスのマルセイユ港にもたらされ、はじめてヨーロッパに上陸したといわれています。やがてオランダの貿易船によって日本にも到来すると、たちまち江戸の人々を魅了しました。

化学染料などまだない時代に、インドの伝統技法によって色鮮やかに多彩な文様(それも、まだ見たこともないエキゾティックなインドの草木のモチーフ)を染め上げた更紗と呼ばれる木綿布は、世界中を驚かせ、17世紀には、西方では、フランス、ロココの宮廷のポンパドゥール夫人やマリー・アントワネットを、同時に東方では、江戸の茶人や武士の通人たちを、それぞれ虜にしたのです。

世界中から、熱狂的に求められたこの布の産地インドでは、次第に、東西の国々から、色や柄のオーダーメイドの受注を受けるようになり、よりヨーロッパ的なモチーフや、より日本的なモチーフの更紗がつくられるようになり、さらにそれらが互いに影響し合って、様々な地域のイメージが混ざり合った不思議な魅力の更紗がつくられました。

今回の展示では、染織を愛し、その造詣の深い現代の職人たちがつくりあげた更紗の着物や帯を特集いたします。インドで生まれた手仕事のおおらかな味わい、世界を旅して運ばれてきた文様のエキゾティックな風情といった更紗の魅力を存分にお楽しみいただける商品を取り揃えました。


更紗 着尺
日本向けにデザインされた「いちご手」や「紋手」、「縞更紗」、フランスでも日本でも好まれたという「ジャガタラ更紗」、さらに「フランス更紗」まで、様々な古渡更紗のモチーフがパッチワーク状に染められた更紗の楽しみを凝縮したような着物です。模様ごとに木版、手描き、摺り込み型染等、様々な手の込んだ加工が施されています。


更紗 着尺
江戸末期から伝わる型摺染の技法で染められた竺仙の更紗着尺です。各色ごとに型紙を使い分けるため、色の数だけ型紙を必要とし、それぞれの型ごとに「ボタン刷毛」と呼ばれる丸い刷毛で染料を摺り込んで染め上げます。日本人好みの古裂のしゃれた風情とフランス更紗の西洋的な雰囲気を絶妙に折衷させた配色も見事な趣味のお着物です。


更紗 小紋
一反に44個の更紗が裂片のようなトリミングで配置された楽しいお着物です。44個の更紗は、同じものが2つとなく、すべて手描きで描かれています。生地にはふんわりとした真綿紬を使っているこだわりの逸品です。

秋のきもの展 2021年9月18日(土)〜9日26日(月)

なかなか終わりの見えないコロナ禍におけるにおける生活の中で、ささやかに心豊かに美しいものにふれる喜びをご提供できたらと思っております。


(帯)袋帯 (着物)波文様 小紋


(帯)塩瀬名古屋帯 吹寄 (着物)匹田もみじ 小紋


(帯)織名古屋帯 菊いちご (着物)絞り相良縫入り 付下

夏のきもの展 2021年6月19日(土)〜6日27日(日)

今年の「夏のきもの展」では、すくい織の帯を特集いたします。その他にも、フォーマルからカジュアル、浴衣まで、素敵な夏の新作を多数取り揃えておりますので、どうぞお気軽にご来店ください。


名古屋帯 イズニーク花文


(帯)名古屋帯 波に千鳥(着物)絽ちり 付下げ


八寸名古屋帯 ペルシャ陶段文

木綿のきもの展 2021年5月17日(月)〜5日24日(月)

木綿の着物は、肌触りが良く水洗いできる気軽さから、庶民の仕事着として昭和の初め頃まで九州の久留米地方などで大量に生産されていました。絣の着物の子どもたちや細かい紺絣に袴をつけた書生の姿、農家や茶摘み娘の絣の着物姿など、日本人の心のどこかになつかしい風景として、木綿の絣が存在するのではないでしょうか。
白洲正子も普段着に愛用したこの織物は、かつて農家の女性たちが家族のために心を込めて織った美しい風習を偲ぶ、民藝ファンに愛される上級者向けの織物になりました。
今回の展示では、失われつつある木綿の染織工藝品の最上級ともいえる貴重な逸品から、初心者の普段着物として気軽に楽しめる手頃な商品まで、幅広い価格帯で、おしゃれな木綿の着物を特集いたします。


出雲絣 着尺「花」(青戸泰江 作)


出雲絣 着尺「蝶」(青戸柚美江 作)


木綿 八寸名古屋帯(北川弘檜 作)


綿薩摩 手織木綿絣(東郷織物製)


(着物)久留米絣(右)つけ帯 インド更紗 ブロックプリント

春まち展 2021年2月13日(土)〜2日27日(土)

小さな展示ですが、気持ちを明るく元気にしてくれるような品々が揃いました。「三密」対策として期間を長く開催させていただくことにいたしましたので、どうぞご無理のないようにお運びいただけましたら幸いです。


霞に枝垂桜 紬地 染名古屋帯
霞に流水に枝垂桜……。落ち着いた色合いながらあでやかな春の気分を引き立ててくれる染名古屋帯です。紬にも小紋にもお締めいただけます。


(帯)菱取欧風花紋 すくい手織袋帯(着物)刺繍バラ匹田 付下げ
手織のすくい織でシルクロード由来の欧風菱花紋が織り出された袋帯です。細い糸を使った高度な技術を要するすくい織により、まるで筆で描いたような陰影が表現されています。
ほどよいシボの縮緬生地をしゃれた光悦茶に染め、5ミリ角の小さな匹田模様を手刺繍で飛ばした付下げを合わせています。洗練された都会的な着物でありながら、さりげなく、季節も問わずお召しいただける着やすいお着物です。


郷土雛 染名古屋帯
縹色に染めた紬地に素朴な郷土雛が描かれた大らかでのんびりした風情が漂う民藝色の強い趣味の染帯をつくりました。結城や大好きな紬に合わせてとっておきのひとときにお締めください。


ワナ織地 横段蝋纈(ろうけつ)染 小紋
点描と線による手描きの大らかな味わいの格子のデザインが洒落た趣味の小紋です。ビロード織風地紋のある変わり生地を使っているため手触りがよく高級感があります。観劇、気楽なお食事会、趣味のお出かけ等々に。


(帯)名物裂集 九寸織名古屋帯(着物)とび絞り 小紋
七宝、花菱、桐唐草の名物裂紋様を段替で織った華やかで格調高い名古屋帯に織部焼の陶器から発想を得たという上品で落ち着いた小紋を合わせています。ちょっと改まったお食事会、大寄せのお茶会、結婚式のお呼ばれなど幅広くお召しになれるお洒落な一揃いとしてご提案いたします。

年始の営業につきまして

2021年もよろしくお願い申し上げます。
年始は1月12日(火)から営業させていただきます。


振袖のご注文承ります。お気軽にご相談ください。

秋冬のきもの展 2020年11月21日(土)〜11日30日(月)

※ 今秋はコロナの影響で、催事のスケジュールを一部変更させていただきました(ホームページ掲載以外の催事等につきまして、ご案内をご希望の方はお電話にてお問い合わせください)


お正月に新春気分を楽しんでお召しいただきたい着物や帯、ちょっと先を見据えたおめでたい席向けの付下げ、肌寒いこれからの季節に必需品となるコートや羽織向けのお品などなど、いずれも工芸品としてレベルの高い逸品を取り揃えました。どうぞお気軽にご来店いただき、着物の楽しさを再発見していただけましたら幸いです。


(帯)だるま糸 唐織 雪持ち柳紋様 名古屋帯(着物)うたし友禅 松竹梅亀甲 付下げ
だるま糸とは、蚕が生きたままの状態で紡いだ上質な絹糸で、ハリのある美しい絹織物を織り上げることができるため、古くは公家や能の装束にも使用されてきました。現在では文化庁の保護の下、唯一滋賀県の集落でのみ生産されており、そのほとんどは、琴や三味線などの邦楽器の弦用につくられています。この糸を特別に分けていただき、西陣の高い技術で織り上げた高品質な唐織名古屋帯です。素材と織の技術に引けを取らない格調高く美しい「雪持ち柳」の図案は室町〜桃山期より見られる伝統的な意匠で、この意匠の雪は本来、初春以降に降る水分を含んだ重い雪を表しており、春先までジャストシーズンとしてお締めいただけます。
写真では、うたし友禅(糸目友禅の細い糸に対して、太い筒を使って図案を描いたもの)の付下げに合わせています。


辻ヶ花 葵菊楓桜紋 小紋(森健持 作)
しぼのある紬地に飛び柄で辻ヶ花を染めた味わい深い小紋です。さりげなく計算された柄行きのモダンで洗練された作品です。


に志山染匠 色紙短冊 着尺
糸目を使わず生地に直接図案を描いて染め上げる無線友禅の着物です。絶妙な配色が無線友禅のほのかに暈した輪郭で染め分けられています。


(帯)刺繍 吹き寄せ 名古屋帯(着物)士乎路紬
紬地に手の良い京刺繍で吹き寄せ紋様を施した名古屋帯。風合いの良い紬と組み合わせて上質な着物らしさをお楽しみください。

高葉屋の浴衣 2020年5月更新

近年、仕入れたいと思う美しい柄が減り、在庫が希少になっておりますが、白地、紺地、松煙染、絹紅梅から長板まで、柄のよいものを厳選してお取り扱いしています。


注染 綿絽 浴衣 竺仙製
涼しげな綿絽地に藍の濃淡で染められた桔梗・撫子・萩。朱色のアクセントも美しく日本の浴衣本来の涼やかさや美しさを改めて感じさせてくれる良品です。


有松絞り 浴衣
海外製の絞り浴衣が増える中、江戸時代から絞りの産地として知られる愛知県有松の国産絞り浴衣です。肌に張り付かずサラッと涼しくお召し頂けます。


白木駒下駄(M・Lサイズあり)/本天ビロード鼻緒
すっきりとした白木の下駄、クラシックな塗りの下駄、歩きやすい右近下駄… いろいろな台と鼻緒の中から、お好きな組み合わせを選んでいただき、おみ足に合わせておすげいたします。

夏のきもの 2020年5月更新

※ 「緊急事態宣言」発令中に限り、毎週水・木曜日を定休日とさせていただきます。また11時〜17時の短縮営業となりますのでご注意ください。
※ 商品の下見、お手入れ等ご用がございましたらご訪問対応もいたします。お電話にてご相談ください。


平穏な日常が戻り、素適な装いで外出を楽しめますよう心より願っております。
今回は展示会を見合わせることといたしましたが、素適な夏物が入荷しております。
夏の間いつでもご覧いただけます。
(商品一例)

絽訪問着
動きのある芒(すすき)に昼顔の蔓という江戸琳派のような夏秋草の意匠が美しい訪問着です。シックでモダンな雰囲気とクラシカルな華やかさが絶妙なバランスで表現された逸品です。実際にお召しいただくと、いっそう華やかな印象になりますので、ぜひ店頭でお試しください。


[着物]夏小紋(絹100%)[帯]夏染名古屋帯(絹100%)
明石上布という名のついた小千谷の薄い絹織物に味のある角通しを染めた盛夏の夏小紋。 透ける変わり生地に黄とブルーグレイの配色、露芝と桧垣の文様を金で箔押しした帯を合わせています。


楊柳(ようりゅう)地 単衣 付下
薄白茶地暈しに情緒的で上品な光琳松を配した通好みの意匠です。単衣向きの付下で6月いっぱいまでお召しいただけます。


匹田絞り 夏訪問着
節のある薄い小千谷の変わり生地を手絞りで染め上げた盛夏の訪問着です。裾の方を本匹田総絞りで薄鼠に、上半身を濃鼠に仕上げています。お仕立てした時の柄の配置が計算されていて、身にまとうと洗練された印象になるおしゃれなきものです。


越後上布 八寸名古屋帯
手績みの日本麻100%の糸をいざり機で織り上げた越後上布の名古屋帯です。上質な風合もさることながら、モダンでかわいい絣柄に惹かれて仕入れました。重要無形文化財である越後上布の中でも着物に比べて太い糸を使用する帯は比較的リーズナブルです。

春まち展 2020年 5月22日(土)〜2日29日(土)

※ 会期中無休

この春はお着物に造詣の深い方やおしゃれな着物通の方にご納得いただけるよい品々をたくさん集めることができました。今後のご参考も兼ねてどうぞお気軽にご来店ください
(商品一例)

総絵羽 訪問着
優しく可愛らしい型染めと大胆な絞り模様が見事な逸品です。秀吉から徳川へ文化が移りゆく慶長期の美意識が何とも素敵に表現された素晴らしい意匠です。


塩瀬本縫 名古屋帯
可愛い配色や図案もさることながら、日本の手刺繍の素晴らしさを改めて実感していただける名古屋帯です。

秋のきもの展 2019年 9月22日(日)〜9日29日(日)

※ 会期中無休

夏前より吟味しておしゃれな品々を集めてまいりました。
掲載の商品は一部ですので、どうぞお気軽にご来店いただけましたら幸いです。
(商品一例)

染名古屋帯 匹田雪輪文
立湧の地紋のあるこだわりの質感の生地に大胆な匹田雪輪を散らしています。洗練された配色が都会的な印象を与えます。


西陣 本御召 正倉院散らし
正倉院裂が、洒落たトリミングで飛び柄として織り出された通好みの御召です。小紋より一段格の高い場所でお召しいただけます。


縮緬 型絵染小紋
紅型を藍一色で染めた藍型(エーガタ)小紋です。沖縄紅型とも京紅型とも一味違う江戸紅型です。

夏のきもの展 2019年 5月7日(火)〜5月14日(火)

フォーマルからカジュアルまで素敵な夏の品物を取り揃えました。特に夏物は、微妙な質感の美しさが魅力です。ぜひ店頭で直接ご高覧ください。

(商品一例)

夏名古屋帯 刺繍萩
非常に薄くざっくりと織り上げられた変わり生地に、モダンでこっくりした色合いの萩の刺繍が素敵な名古屋帯です。夏の着物の楽しみが凝縮されたような意匠の夏帯です。


夏名古屋帯 手織 露草に蛍
蛍の光に浮かび上がる露草の影。夏夜の情緒的な光景を極薄の生地で織り上げた手織りの夏帯です。こんなにも透ける密度で均一に織り上げ、さらに裏側に糸が渡らないように蛍の光を表現した、高い技術の凝縮された西陣の帯です。


駒絽付下げ 御所解文様
可憐な御所解をモダンでシックな色合いに仕上げた絽の付け下げです。大人の女性にお召しいただきたい、都会の空気にすんなり馴染む素敵な夏のお着物です。


夏大島
近年希少な夏大島を良心的なお値段でご提供させて頂きます。美しく涼しげな夏の織物は見れば見るほどその魅力に惹きつけられます。


夏着尺 変わり生地 更紗文
フランス、イスラムなど異国の風情を感じさせる更紗柄の型絵染刷り友禅です。ざっくりとしたこだわりの生地によって表現された絶妙なかすれやにじみの味わいが魅力的な逸品です。自然布の帯を合わせても素敵です。

刺繍の帯ときものの会 2019年 2月18日(月)〜 2月24日(日)

春まち展の先行企画として、京都の小さな刺繍工房にご協力いただき、繊細で可憐な美しさが魅力の日本刺繍の会を開催いたします。弊店がこだわって制作した新作のほか、地色や刺繍をお好みのバランスでお誂えするオーダーメイドを受注いたします。
「情緒的な正統派のクラシック」「古典の中に、軽やかでモダンな雰囲気を少し加える」「さりげなくささやかにはんなりと」… お客様それぞれの今の気分にぴったりな美しい刺繍の逸品を考える楽しい機会となりましたら幸いです。
※春まち展は2月25日(月)からの開催です。詳細は追ってお知らせいたします。

(商品一例)

御所解文 名古屋帯


波に桜 刺繍 名古屋帯

刺繍ならではの美しい図案をたくさんご用意しています。同じ図案でも、構図のバランスや配色でガラリと印象が変わります。

「現代のきものと日本の文様」展 2018年 11月16日(金)〜 11月25日(日)

今年の春、弊店も資料協力をさせていただいた海野弘先生の『日本の装飾と文様』(パイ インターナショナル)という本が発行されました。
日本の文様文化の歴史を俯瞰する機会に恵まれ、その豊かさ、奥深さに魅了されるとともに、あらためて気づいたのは、博物館や寺院に所蔵されているような染織品と同列に見ても決して引けを取らない現代のきものの工芸的なデザイン性の高さです。
今回は、そのような点にスポットを当てて「現代のきものと日本の文様」をテーマにした展示会を企画いたしました。
美術工芸史上の名品の数々を歴史的なエピソードとともに学び、それらがいかに優れた形で継承されているのかという現代の生産者たちの研鑽を感じていただけましたら幸いです。

(商品一例)
・日本最古の文様コレクション 正倉院文様
・旅する文様 唐草文と名物裂
・文様のスタンダード 有職文様
・義政好み 猿楽の意匠
・桃山文化の薫り
・「物語」と「情景」のデザイン 御所解文様
・小袖と菊
・桜文
・光琳と松
・雪のデザイン考 雪華図
・幸運のデザイン 吉祥文様
・更紗


雪持 御所解文様 付下
雪の降り積もる冬の光景を美しく描き出したクラシックな京都の摺り友禅です。浄瑠璃の雪をあらわす太鼓の音色が聞こえてきそうな情感にあふれた逸品です。


流水桜花文 西陣 袋帯
能の金剛流宗家に伝わる古代裂の名品から材を取った西陣の袋帯。散りゆく桜が川の水面に流れてゆく刹那的な一瞬の美しさが見事にデザインされています。

紬の楽しみ展 2018年 9月22日(土)〜 9月28日(金)

秋の展示会第一弾は「おしゃれな紬」特集です。それぞれの産地が考える「理想の織物」への哲学と工藝的な魅力溢れる奥深い紬の世界をお楽しみください。

(商品一例)
日本では与那国島にのみ生息するアタカスという大きな蛾の繭から引いた糸を格子状に織り込んだ生地に焦茶の濃淡を引き染めした趣味性の強い着物です。刺し子織の帯は、信州で作家活動をしている横内佳代子さんの作品です。さりげない文様でありながら、上品で垢抜けたモダンな印象の魅力ある帯です。

(着物)アタカス格子紬(帯)草木染 刺し子織 玉糸 名古屋帯

士乎路紬は、石川県で1軒のみが制作している新しい紬です。結城に負けない質感を求めて、手引きの真綿糸と天然染料を使用し、地機織のような上質な風合いが出ていますが、比較的お手頃なお値段でご提供できる良品です。

士乎路紬

数ある結城の織元で弊店が一番おしゃれだと感じている工房の結城縮。糸に強い撚りをかけて織る縮(ちぢみ)特有のシャリ感は単衣にもお奨めです。帯には希少な山陰の木綿「広瀬絣」を合わせています。山陰地方は綿花の栽培に適した風土であったため、各地で美しい絣の藍木綿がつくられました。広瀬の大柄、備後の中柄、久留米の小柄といわれ、広瀬絣は大柄で絵柄がはっきりしているのが特徴です。

(着物)下野結城縮 機械機(帯)広瀬絣 木綿名古屋帯

泥染の深い黒や締機(しめばた)による精緻な絣が特徴の大島紬ですが、膨大な作業量を要するその制作工程のあまりの複雑さから、資金面においても生産を続けていくことが非常に困難なため廃業する織元が後を絶たず、最も存続が危ぶまれている織物の1つといわれています。最盛期には、より高額となる絣の複雑さが競われたため、大島紬といえば複雑な絵絣のイメージですが、着物ばなれとともにそのデザイン性にも現代的な感覚からの隔たりを感じることもありました。しかし、仕入先や産地で最近の品物を見ると、正確な技術はそのままに、デザイン性にも優れ、シンプルな絣であるが故にリーズナブルな商品がつくられてきていることに驚かされます。戦後日本女性の憧れとなった大島を「現代的な最高のおしゃれ」として改めてお楽しみいただけるように、魅力的な商品を厳選して多数取り揃えました。この機会にぜひご高覧ください。

(左)大島紬 泥経緯総絣角通し(右)大島紬 臙脂地変わり四角の飛

大島紬 白地米絣

稲垣稔次郎のきもの展 2018年 7月8日(日)〜 7月16日(月)

稲垣稔次郎(いながき としじろう)は、先代が愛した染織作家です。身近な自然や生まれ育った京都の風物を愛情を込めた眼差しで見つめ、モチーフのイメージだけでなく、そのまわりの独特の雰囲気や実感、気分までをも作品の中に活き活きと写し取り、型絵染の技法で重要無形文化財(人間国宝)に指定されました。郷愁を誘う古典的な作品として知られていますが、その一方で、稔次郎のきものは、モダンでアーティスティックで現代の環境にとてもマッチする魅力を備えていることに驚かされます。この度、その魅力を再発見していただきたく、稔次郎の特別展を開催いたします。大胆にデフォルメされた優れた図案の数々、自ら師と仰ぐ陶芸家・富本憲吉の影響を感じさせる独特な色づかいなど、その世界観に触れていただけるような、稔次郎らしい型絵染の着物や帯を取り揃えました。

(商品一例)

付下 松竹梅


染名古屋帯 大霞


小紋 大霞


付下 利休松


付下 松竹梅

夏のきもの展 2018年 5月20日(日)〜 5月27日(日)

「夏は涼しく、冬は暖かに」(利休七則より)
暑い夏を爽やかに清々しく過ごす為に先人たちが磨き上げてきた織の技術や染の感性。暑さ厳しき現代の夏こそ日本らしい涼やかですてきなお着物でお出掛け下さい。

(商品一例)
平安装束の上質な絹織物の復元を目指して研究された技術で織られた袿錦(うちにしき)という西陣の織物です。極細の糸で織られた薄さと軽やかさをお楽しみください。

袿錦 鉄線唐草文 夏袋帯

今では希少な洛風林の夏帯。フォーマルな装いに必要な格調の高さをそなえつつ、趣味性の高いおしゃれも楽しめます。

生成り地 つる唐草文 夏袋帯

御所解は古典的な定番柄であるからこそ、作品の良し悪しがはっきりと表れます。完成度の高い作品は普遍的な魅力で私たちの心を捉えます。美しい夏の御所解の逸品が揃いました。

変わり生地 夏染名古屋帯 御所解文

春まち展 2018年 2月18日(日)〜 2月25日(日)

余寒厳しき中、春の兆しもちょっぴり感じられます。
素敵な春の逸品が揃いました。

(商品一例)
正倉院由来の織物からとった格調の高い柄をモダンで軽やかな雰囲気で蘇らせた袋帯です。

工藝袋帯 正倉院花菱文 洛風林製

やわらかなオフホワイトに染め上げた先練りの高級感ある生地に匹田もみじを散らした上品な小紋。

付下げ 匹田もみじ散らし

春色に染め上げて刺繍で蝶を散らした付下げです。帯によって可愛らしくも大人っぽくもお召しいただけます。

付下げ 薄卵色ぼかし 刺繍飛び蝶文

鈴がぽんとひとつ配置された構図がかわいい染帯は、先代がこよなく愛した工藝作家、稲垣稔次郎の図案です。民藝好きの方に…。

ちりめん型絵染帯 梅鈴文

秋のきもの展 2017年 9月23日(土)〜 10月1日(日)

今年も秋に向けて仕入れや染め出しをしてきた商品が揃いました。今回は、美しい刺繍や遊び心の効いたデザインの商品が充実しています。思いきりお洒落をして、楽しんでいただけますように!

(商品一例)
肌色に染めた紋綸子地に金箔とボリュームのある刺繍があでやかな名古屋帯。桃山文化の薫りを湛えた逸品です。

刺繍 名古屋帯

レモン色とうすグレーが絶妙なグラデーションで染め分けられたモダンな印象の付け下げです。帯によって様々な雰囲気の着こなしをお楽しみいただけます。

付下 雪輪ぼかし

刺繍の数を増やしたり減らしたり、お好みの地色でお染め出来るセミオーダーの羽織です。お召しいただくと本当にお洒落なのでぜひ店頭でお試しください。染の着物はもちろん、紬の上に羽織っても素敵です。

摺り友禅 刺繍 絵羽織

沖縄に自生する自然植物で染め、手織りで織られた本場琉球絣です。泥くささとモダンな雰囲気を絶妙に併せ持つ魅力ある品です。作家ものと比較するとリーズナブルな組合の製品の中から掘り出しものを見つけました。

琉球絣

夏のきもの展 2017年 5月12日(金)〜 5月21日(日)

伝統的に涼しさや軽やかさが追求されてきた夏のきものは、古くから、素材や技術にさまざまな工夫が凝らされてきた日本の染織文化の粋を感じる染織品です。「これを着るためにどこに行こう」そんな気持ちにさせられるようなうすものの逸品をぜひご覧ください。

(商品一例)
尾形乾山の蜻蛉をボリュームある刺繍で表現した遊び心ある夏の名古屋帯です
夏名古屋帯 刺繍 変わり生地

味のある黒地に小豆色と白のドットの都会的でしゃれた夏の小紋です

夏着尺 小紋 変わり生地

のびやかな秋草文、鮮やかな黄色の手刺繍と朱赤の染疋田、紗の透け感が見事に調和した逸品です。

夏名古屋帯 黒地菊御所解

オーガンジーの様な風合いの夏の絽のきものです。味のある線の細かな縞がしゃれた逸品です。

夏着尺 生紬絽

春待ち展 2017年 2月17日(金)〜 2月24日(金)

かわいい柄、きれいな色…
うきうきするような春の新作をそろえました。

(商品の一例)
特別復刻 ちいさくてかわいいもの
・ちいさな京小紋
ひつじ、犬、うさぎ、りす、くじら、かえる…など、むかしの人々の洒落た遊び心の光るちいさな柄の京小紋。京都の老舗染め屋にひっそりと保管されていた秘伝の型紙を今回、特別に復刻してもらいます。お好みの色でお染めします。

お客さまのお誂えの例

・民藝館の紅型
琉球紅型は、近年、独特の作風が確立されていますが、現行品では見られなくなった、民藝館に所蔵されているような戦前の型に洒落たものが多い気がします。この度、人間国宝であられる玉那覇有公さんに、特別に昔の型で染めていただきました。可憐な印象の貴重な作品です。

琉球紅型 木綿名古屋帯(玉那覇有公作)

秋のきもの展 2016年 9月26日(土)〜 9月28日(水)

この秋に向けて仕入れや染め出しをしてきたおしゃれな新作を取り揃えました。現存する最高の職人さん達による美しい手仕事の逸品ばかりです。彼らがいつまでもこの仕事を続けていかれることを願ってやみません。

(商品一例)
絞りで小さな椿を全体に散らした小紋です。金を効かせた配色がおしゃれです。

絞り小紋

わさび色地に葦手文様の上品でクラシックな小紋です。

一越小紋

大胆で大らかな更紗の着尺です。江戸更紗の精緻さとフランス更紗のモダンさを併せ持った作品です。

更紗着尺(竺仙製)

草木染・手織の伊那紬。存在感のある逸品です。

信州伊那紬

夏のきもの展 2016年 4月24日(日)〜 4月29日(金)

うすものの逸品から、カジュアルな木綿のきものや浴衣など、用途や価格帯も幅広く、それぞれにおすすめの品物を取り揃えました。さまざまな夏のおしゃれをお楽しみいただければ幸いです。

(商品一例)
しぼのある小千谷の夏紬地に御所解文様をうす藍で染め出した涼やかな夏帯です。

夏染帯 白地 松に御所解

絽の生紬地に大きな「つの唐草」文様を染めた夏のおしゃれ着です。お召しいただくと透け感がとても素敵です。

夏着尺 錐(きり)彫りの唐草

白地に茶絣が美しい八重山上布。作者の中村澄子さんは79歳になる今でもお一人で、染料になる紅露(くーる)を山に取りに行き、糸をくくり、染めて、織り上げます。なかなか目にすることのできない手仕事の究極の逸品です。

夏着尺 八重山上布

春まち展 2016年 2月20日(土)〜 2月26日(金)

この春は、京都の老舗帯屋「洛風林」にご協力をいただき、織帯を多数揃えました。洛風林は、創業者が河合寛治郎や棟方志功ら多くの文化人と親交を持ち、独特の美意識を貫いていて、現代でも多くのファンを持つ帯屋です。その他、士乎路紬や伊那紬などの個性的な紬の一級品や染帯など、春の新作をご用意いたしました。

(商品一例)
白よごし地に金の大胆な唐花文様を織り出した袋帯は、クラシックな着こなしにもモダンな着こなしにも映える上質な逸品です。写真では、絶妙な色合わせの横段ぼかしのおしゃれ着に合わせています。

(着物)横段ぼかし(帯)楽浪唐花文 洛風林製

正倉院文様や名物裂に由来する柄は、洛風林が得意とする意匠のひとつです。写真は太子間道を斬新な色合わせで表現した洛風林らしい逸品です。

袋帯 水縹 斑鳩間道文

ほんのり色のついた白地に手刺繍の金の蝶と銀の花びらが舞う艶やかなつけ下げです。パーティや観劇など様々な場面におすすめしたい、見る人の心まで軽くなるような春らしい装いのご提案です。

つけ下げ 白茶地 刺繍(蝶に花びら)

しゃれた江戸更紗の小紋です。型紙を当てて刷毛で染料を摺り込んでゆく伝統的な竺仙の江戸更紗です。色の数だけ型紙を必要とする、たいへん手間のかかる染織方法です。帯ではなく着物なのが、さらに贅沢なおしゃれです。

栗繭紬 江戸更紗 小紋着尺

秋のきもの展 2015年 9月22日(火)〜 9月28日(月)

この秋の新作をはじめ、髙葉屋がご提案する、これからのきものの様々なスタイルのおしゃれをご紹介させていただきます。

(商品一例)
・新しい色合いの更紗の帯いろいろ
・都会的なフォーマルの装い
・きれいな伝統色のはんなりきもの
・洗練されたクラシック
・個性的な楽しいきもの
・作り手の心が通う上質な紬
・民藝色の強いおしゃれ帯


(着物)山吹地 七宝とび小紋(帯)塩瀬 白地 刺繍名古屋帯


(着物)染着尺 変わりサヤ型地 深鼠色に金と朱の線(帯)袋帯 和久田菱文(織洛浅野製)


八寸名古屋帯 〈芹沢銈介 民藝よろけ縞〉(洛風林製)

夏のおしゃれきもの展 2015年 4月25日(土)〜 5月2日(土)

夏のきものは最高のおしゃれ。今回は、夏の上質なおしゃれを気軽に楽しめるお手頃価格の着やすい夏のよそゆき着物と帯を中心に集めました。その他とっておきの勝負帯など、ご予算や用途に合わせてさまざまな夏のおしゃれをご提案させていただきます。


(着物)夏塩沢(帯)麻 染名古屋帯 葡萄蔦文様


(着物)夏赤城紬(帯)浮花織 八寸名古屋帯〈経糸こうぞ/緯糸麻〉


生紬変わり絹 夏染名古屋帯 御所解文様

「織のきもの」の会 2014年 10月16日(木)〜 10月21日(火)

留袖や訪問着がイヴニングドレス、小紋がワンピースだとしたら、紬や木綿のきものは、ツイードやジャージー素材のスーツやスポーツウェア、革のジャケットといったところでしょうか。
かつてシャネルが、男性用のジャケットをヒントにツイードで女性のための新しい服をつくりました。女性のファッションといえば、ワイヤーで締め付けたウエストに贅沢な装飾が主流だった時代に、このアイテムは圧倒的な女性の支持を集めて人気を博し、活動的で新しい女性像のシンボルとなりました。
最高の仕立てと風合いのカジュアル、自分らしいお気に入りの普段着は、大人の女性の究極のおしゃれです。
今回の展示では、日本の手仕事が凝集された奥深い「織のきもの」のさまざまな楽しみ方をご提案させていただきます。

(商品一例)
・織のきものに合わせたい更紗と間道のいろいろ
・一生もののうつくしい木綿
(青戸柚美江の出雲絣など)
・あこがれの結城紬
・楽しい作家ものの型絵染め
(取り扱い作家:荒川真理子、添田敏子、中島敬子、岡本紘子など)
・刺激的なアジアの古布で作る帯
                  など


(着物)アタカス格子染め着尺(帯)縮緬 更紗 染名古屋帯


出雲織 着尺(青戸柚美江 作)


(着物)小千谷紬 杢グレー(帯)染名古屋帯(柚木沙弥郎 作)

「染のきもの」の会 高葉屋セレクトのフォーマルとおしゃれ小紋 2014年 9月18日(土)〜 9月23日(火)

便利さや効率が最優先の今の私たちの暮らしは、
今まで脈々と受け継がれてきた大切なものを忘れさせようとしています。
忙しい毎日では、それも仕方のないことなのかもしれません。
それでも、折々に、日本のほんとうにいいもの、美しいものに出会える人生はすてきです。
大切な人生の節目から、ちょっとした趣味のお出かけまで、
日本の女性を美しく彩る逸品を取り揃えました。


袋帯 青鈍色 能衣春秋文(洛風林製)


染小紋着尺 縮緬 縞・格子各種


(着物)染小紋着尺 唐草文(帯)金通太閤縮緬 無地(草履)本革 五分三枚

高葉屋の浴衣 2014年 5月更新

白地、紺地、松煙染、絹紅梅から長板まで、柄のよいものを厳選してお取り扱いしています。今年は特に松煙染、絹紅梅などの貴重な柄が揃っておりますので、お勧めです。


(左)竺仙 松煙染(右)竺仙 絹紅梅


博多紗半巾帯

夏のおしゃれ展 髙葉屋の単衣と夏物 2014年 4月25日(金)〜 4月30日(水)

夏のきものは最高のおしゃれ。心躍る薄物を取り揃えました。
ご来店心よりお待ち申し上げております。

(商品一例)
・これからの単衣…こだわりの生地の涼しい単衣、しゃれた色と柄
・お手頃価格で手軽に着られる夏のおしゃれ着…小千谷縮(縞・無地・絣)、綿麻きもの ほか
・夏の勝負帯…フォーマルからしゃれ着まで、とっておきの夏の帯
・涼しい夏の襦袢各種


染名古屋帯 生紬 縹地御所解紋様


夏帯 経絣ロートン織 山下健 作

失われゆくものと新しいもの 京都の可憐な「クラシック」展 2014年 2月22日(土)〜 2月27日(木)

きものにも流行があります。雑誌やインターネットなどさまざまなメディアの影響で、モノトーンの紬が流行ったり、無地系のパステルカラーが流行ったり、突然ひとりの作家ものに関心が集ったりすることがあります。ポリシーをもった制作者でも、少なからず市場の動向に左右され、需要の少ないものから多いものへと意識が向いていき、その結果、失われていった数々の技術や美しい品物があります。
特に、手描き友禅や色数の多い型絵染めなど、よりクラシックな要素の強い染織を時代にうまく合わせていくというのは、なかなか難しいことです。
高葉屋も、現代的に着こなせる素敵な「クラシック」をご提案しようと力を注いでおりますが、店の定番として、大切に長く販売していくつもりでいた商品が、突然の生産終了を告げられたり、代替わりを機に徐々に作られなくなってしまうことがあり、何度口惜しい思いをしたか知れません。
しかし、その一方で、若い世代が現代的な感覚でつくり出した新しい品物の中に、これはぜひお客様におすすめしたいと思うものに出会えることもあります。
今回の展示では、著しい着物ばなれの中で奮闘する京都の染織を中心に、長年、さまざまな仕入れ先や作り手、商品を見てきた店主が、「失われつつある素敵なもの」と、今だからご提案できる新しくて素敵なもの」の両面から、「今現在」お客さまにご提案できる本当におすすめの商品をご紹介させていただきたいと思います。


染名古屋帯


染着尺

秋のきもの展 2013年 10月7日(月)〜 10月14日(月)

フォーマルから気軽なふだん着まで、秋の新作が揃いました。どうぞお気に入りを見つけてください。

〈商品一例〉
◆雅(みやび)な京の染
小紋・付け下げ・染め帯…
クラシックだけれど現代的に着こなせる洗練された京の染いろいろ

染着尺 縮緬 黒地 菊紋様


(上)九寸名古屋帯 変り生地 無地(お好みの色でお誂え可)/帯締 手四つ組 蒼白 朱凡天房(下)小紋 輪奈風変り生地 白地 雪の結晶紋様


◆こだわりの信州紬
飯田(いいだ)・伊那(いな)・三才山(みさやま)紬。
明治以降、一度は下火になった信州の紬ですが、戦後の信州には、民藝運動の影響を受けた、おしゃれで上質な品物をつくる個性的な作り手が集っています。糸質と染色法、そして織の技法を徹底して追求した職人たちによる美しい紬です。

三才山紬


伊那紬

ひとえと夏のきもの展 2013年 4月24日(水)〜 4月29日(月)

夏の着物は一番のおしゃれ。
日本各地の麻、木綿、絹など素材の質感や、紗、絽、変り織など織の多様さ、染の粋など
日本の染織特有の「風合い」の魅力を存分に味わえる上質ですてきな夏の着物が揃いました。
※会期中は無休で営業いたしております。


越後上布 八寸名古屋帯


夏塩澤紬 玉駒上布 湯もみ手のし仕上げ

春まち展 はるいろ紬と趣味の洒落帯 2013年 2月21日(木)〜 2月25日(月)

きれいな色の紬とおしゃれな帯を集めました。
(その他、新作の美しい訪問着や、かわいい春の小物 など)
※会期中は無休で営業いたしております。


(上)型絵染 名古屋帯(岡本紘子作)/(下)結城紬 高機 細縞


(左)生紬 染名古屋帯 /(右)防寒草履

手仕事の織物展 2012年 10月22日(日)〜 10月28日(日)

日本民藝運動の創始者・柳宗悦がフィールドワークとして日本全国を歩き回り、優れた手仕事の工藝品を『手仕事の日本』として本にまとめ、紹介してから半世紀以上の時が経ちました。当時優れた産地として紹介された地域も、その大部分が衰え失われ、過去のものとなりました。
しかし、戦争、戦後、そして現代という激動の時代の流れを越えて、今もなお、昔ながらの伝統的な方法で、精緻なものづくりをしている産地が、全国にわずかながら残っています。さらに、そこで伝統的な手法を守りながら、若い感性で新しい美意識に訴えかけるような染織品が生れていることは、現代においてはひとつの奇跡ともいえるかもしれません。
今回の催しでは、産地や技法ごとの織物の魅力をご紹介します。風合い、質感など、それぞれの風土、手法が生んだ着物の魅力にふれていただける機会になれば幸いです。


結城紬 地機 縦横絣


弓浜絣 手紡 着尺